CoderDojo西那須野などなど

CoderDojo西那須野に関する情報発信をします。オーナーはチャンピオンの中内章一(id:mame_n)です。

CoderDojo古河の「春の祭典」(注1)に出展(?!)

注1:

公式なイベント名があるわけではないので、私が勝手に「春の祭典」と命名してみた。特に深い意味があるわけではなく、音楽と結びついているわけではない。単なる思いつきに過ぎない。

満開のさくら

今年は特に東京近郊で桜の開花が遅れたそうで、上野公園では開花前の桜の木の下で花見というか、飲み会をしている姿がテレビで放送されていて、なんとも風情ある映像だな(!?)と感心していた。日本人なら、後日満開の桜を楽しめた人も多かっただろうが、海外から来た人には、天災と言えるくらいに大きなダメージだったかもしれない。

CoderDojo古河

CoderDojo古河の4月のレギュラー会にあわせてミニイベントを行うと聞き、メンターとして参加してきた。桜の開花が遅くなってくれたおかげで、4月6日にもかかわらず、ちょうど満開だった。天気は曇りだったが、ここまで見事な桜が楽しめたのはほんとうにラッキーだった。そしてイベントには「立ちプロ」*1で参加した。

直前の思いつき

またいつものように直前になってやりたいことを思いついてしまった。

古河から「立ちプロ」をお願いされたので、デジポケからタブレットをレンタルした。その少し前にデジポケから、レンタルできるタブレットセットが新しいViscuitに更新されたとの通知を受け、これは良いタイミングだと思い、その新しいセットをレンタルした。

「立ちプロ」は子供たちや大人たちに気軽にプログラミングを体験してもらえるアイテムだ。ただ今回は50人以上の参加が見込まれるわけではないため、参加者には少しじっくりと作品を作ってもらい、作り方や工夫を共有できるようにしたいと考えてた。しかし直前まで良い案が浮かばず、以前と同じ形で進めるしかないか、と思っていた。

しかし、前日になって桜の満開の報せを受け、桜の木の下でプログラミングできたらいいなぁ、だったら外で立ちプロすればいいんじゃないか、と思いついてしまった。しかもその日はCoderDojo古河の60インチ大型タブレット*2を返す予定だったので、桜の木の根元におけば満開の桜とViscuitがコラボできる。そこでさりげなく古河の関係者にメッセージを送ったところ、「いいんじゃないですか!」という肯定的な返答をいただけた。よしこれでいこう、と決めた。

設置した。。。ところが、、、

当日の朝9時過ぎに現地に到着し、早速設営を始めた。ブルーシートといつものキャンプ用銀マットを一番大きな桜の木の下に敷き、タブレットを幹に立てかけた。いやー、いい感じ。そしてワークショップ「立ちプロ」春の祭典版を開始した。ランドのテーマはもちろん「桜」

ところが始めてすぐに雨が降り始めてしまい、メンターさんが持っていたタープを立てることに。残念ながらタープの中からは桜が見えない。しかも気温が低く、風も吹いて来た。子供達は作品作りに夢中になってくれたけど、ちょっと修行のような雰囲気になってしまった。

作品とふりかえりと

新しいタブレットを使った初めての試みでいくつかトラブルが発生した。しかし、Dojoのメンターさんのおかげでその場で問題を解決することができ本当に助かった。ネットワークについても、ポケットWifiの弱さに悩まされた。もっと事前に確認できたことがあったと反省した。

それでもViscuitランドは旧タブレットと同じように安定してうごいてくれたため、参加してくれた子供達は楽しめたのではないかと思う。9歳の子は絵が上手く、細かい絵を使った作品をいくつも作ってくれた。5歳の子はViscutを初めて使ったにもかかわらず、基本操作を覚えてくれ、3色のピクミンを動かしてくれた。短い時間だったけど充実した作品作りができたと思う。

やってみて

ベタな話になるが、この日のアイデアアランケイの小論文の挿絵をモチーフにしており、いつか試してみたかったものだ。ただし、日本では屋外が快適になる季節がほとんどない。ヨーロッパ西方や米国の西海岸のようにはなりにくい。5月も後半になると梅雨に入り、梅雨が明けると滴る汗でタブレットが故障するかもしれない。この桜の季節が過ぎれば次は9月後半に良い季節がくるので、何か企画できればと思っている。ぜひ実現させたい。

今回はパイロット的になってしまったが、このような機会を提供してくれたCoderDojo古河と、良い条件でない中で強力にサポートしてくれたメンターのみなさんに感謝したい。

*1:「なしお博2023に参加」も参照してほしい

*2:正確なサイズは不明だが、タブレットとしては破格のサイズ!