CoderDojoの活動には様々な形があると思うのですが、CoderDojo西那須野では毎月一回開催しているドージョーの他に、地域のイベントに参加することがあります。「子どものためのプログラミング」ではありますが、道場というよりは楽しく体験することに重きを置いています。
ここではCoderDojoの2024年アドベントカレンダーの16日目として、今年のイベント参加(出展)について簡単にまとめたいと思います。
2023年にCoderDojo西那須野が置かれている栃木県那須塩原市が主催するイベント、「なすしおばら まなび博覧会」にSTEAM教育コーナーの1つとして、プログラミングでの出展オファーを受けました。出展形式はお任せされたので、ワークショップ形式にすることも考えたのですが、そのイベントが学校の文化祭に近いこども向けのイベントなことから、より短時間で体験できるコーナーにしようと考えたのが、ちょっと立ち寄ってプログラミングする「立ちプロ」でした。ビジュアルプログラミング言語ビスケットのビスケットランド機能を使い、テーマに沿った作品を作ってもらい、ランドでみんなに見てもらうというものです。初めての子供達はビスケットファシリテータを持つメンターがチュートリアルを教えていきますが、慣れている子にはどんどん作品を作ってもらいます。そしてランドでみんなと共有しますが、他の作品を見るとどうしても二作目三作目を作りたくなる子も少なくなく、座ってじっくりと作品作りに集中できるエリアも用意してあります。
今年もこの立ちプロで、いわゆるデカドージョーだった「やぶきプログラミングフェス with DecaDojo」、「なすしおばら まなび博2024」、「DIYデジガジェであそぼ2」、「CoderDojo古河 春の祭典」に参加しました。中心は西那須野のメンターの皆さんですが、まなび博ではボランティア中学生の協力があったり、常連ニンジャの参加があったりと、イベント出展らしいワイワイ感満載でした。
立ちプロのいいところは、短時間でプログラミング体験ができるところです。もちろんこれはプログラミングを十分に体験できているわけではないです。ただ自分の書いた絵がコントロールできることを体験することで、次にビスケットに出会う時に「楽しかったのあのビスケット」というプラスの気持ちで向き合えると思っています。また一人でも多くの子供達、そして大人達が体験できることがとても大事ですし、それはCoderDojoの趣旨と同じ方向だと考えています。
2025年もCoderDojo西那須野のメンター達と市内のイベントで立ちプロをして、プログラミングの楽しさを体験できるようにしていくつもりです。